2005/11/3
ワーカホリック気味のなおみ先生は、教え子をかわいがることはなはだしく、休日の今日も受験生の補習を企画したため、朝から出勤とあいなりました。
さて、最初のボクの授業中、
「ぎゃーーーーーーー!!!」
と、事務室からなおみ先生の叫び声。すわ!何ごとかと駆けつけると、なんとなんと、彼女のデスクの引き出しに、白っぽい小さなヤモリがいるではないですか!なぜ、こんなビル街にヤモリがいるのでしょう。引き出しいっぱいのチョコレートを嗅ぎつけたのでしょうか。なおみ先生は涙ぽろぽろ放心状態、ゴキブリくらいまでは退治できるボクもさすがにたじろいで手が出せません。ヤモリはコミカルな動きでのろのろと引き出しを歩きます。
「なーんだ。かわいいじゃないですかー。よしよし」
と、つまんで外の植え込みに運んでくれたのは、ムードメーカーのお調子ものながら、最近「チキン(臆病者)」とあだ名されていたつばさくん。もちろん、授業に戻ってから、彼のあだ名が「勇者」に変わったことは言うまでもありません。
ちなみに、イモリとヤモリの分類は「両生類は(両生類→は虫類)いやーん(イモリ→ヤモリ)」と覚えさせています。