教室日記 >>>苦戦の予感
2005/11/9

「せんせー!あの話やってやってー。」
「またかよぉ」

あの話とは、いつも堆積岩の授業で使ってる小話です。

「やってー♪」

と尚も、ねだるのは中3のナミ・アキ、いつも明るい女の子二人組で、中1のときから教えています。復習するたびに、それぞれの単元で使う小話のアンコールを要求して困るのです。

「しょうがないなあ、もうこの話は最後だぞ。青い海、真っ白なビーチを恋人が散歩してると思ってくれ。女が言うね。『まあ、キレイな砂浜』『待ちたまえ。』と、男はすかさずルーペを取り出して砂粒を計る。『んー、2.3ミリ。残念だな、砂の定義は直径1/16ミリから2ミリだから、正確には小石のレキ浜と言うべきだ。』銀ブチメガネがきらり!女は言うね。『まあ、素敵』うっとり。」
「んなわけなーい。」
「そんな男ありえないしー!」

一斉にブーイングして終わりです。ボクのネタの中ではよくできた方だと思うのですが、5回も6回も聞いてまた大受けしている子どもたちはほとんど古典落語のノリなのでしょう。そうこうするうちに迫ってきた彼女たちの入試。

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きのうのチェックテストのアキの答案がこれですから、とても中3とは思えません。今年も苦戦は必死。ちなみに画像掲載にあたっては彼女の了解をとってあります。細胞の中にいるうさぎキャラの著作権も放棄するそうです。


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