教室日記 >>>プレッシャー
2007/2/23

今年度最後の山場、都立高校一般入試の日でした。夕方、受験生が次々と集まってきていっしょに自己採点を始めます。ユーサクやサキは実力通り余裕の得点。模範解答を渡したときからもう泣き始めてしまったナツ。力の半分も出せなくて、予想点を100点近く下回ってしまったサチブなど、結果はいろいろでした。

難関校に挑戦したニューヨーク組のマナは…精一杯頑張ったようですが、数学と英語でそれぞれ危惧していたケアレスミスが2つずつ見つかり合否は微妙です。ここ半月ほど自信を失って不調に陥っていたマナは、なんとかしようとほとんど毎日、午後を塾で過ごしていました。

そんなある日、30分ほども悩んで

「どうしてもわかりません」

と、質問してきた幾何の問題は、確かに難問だったけれど、彼女のクラスでは去年何度も演習した問題でした。解法を悔しそうに、そして(ボクに)すまなそうに聞いて席にもどり、なおも20分ほどノート1ページを数式でうめながら、目をうるませているマナ。見かねて横に座って数式を追ってみると、今度は最初の部分で犯した計算ミスのために根号が開けなくなっていくらがんばっても解答にたどり着けないでいました。ボクはかける言葉も見つかりません。正解を朱書きしてあげたノートにとうとうマナの涙が一粒落ちました。

ああ、この子は誰よりも真面目で一生懸命勉強していました。どうか合格させてください。

いよいよ追いつめられてから携帯をなおみ先生に預けてがんばったけど、やっぱり点数の出なかったナツにしたって、こんなに性格のいい子は他にいないんだから合格させてやってください。人は数学や英語の点数だけじゃ測れないよ。採点前にぽろぽろ泣いたのだって、なおみ先生と4年間勉強した得意の英語ができなかったからなんです。

発表日まで胃がもつかなぁ。


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