野菊の墓

December, 2009

受験生以外の中学生には、なおみ先生と二人で短編恋愛小説の読み聞かせをして学び納めとさせるのが恒例である。ここまでたどり着くと、さすがにボクらも年の瀬を感じる。「野菊の墓」は今年で4回目。

「政夫さん、それはあんまりごむりだわ…」

…と、なおみ先生の民子は相変わらず絶品で、ラストシーンでは聞いている女の子たちがすすり泣く。数人の男の子は、ストーリーに全くついてこられず、ひたすら欠伸をこらえている。それもまた良い経験だと思う。

このイベントが終わると年内はもう、気心の知れた受験生たちと心地よい時間を過ごすだけである。

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